今読むだけでスコアアップ!リスニングの応用問題で使える3つのテクニック

 リスニングにおける最大の難所であり得点源、それが応答問題です。

質問に対してマークシートで正しい答えを書いていきます。これは一見簡単そうに見えますが、量も多いのが難点です。

一つも聞き逃さないように単語を拾っていき、その結果前後の文章を深く理解しないまま単語だけで判断をしてミスを導くという、最悪のトラップが待ち受けている、まさに静かな地雷原とも言うべき問題がこの「応答問題」です。

日本語で書いてあればおかしいことが明白な文章でも、英語となればその印象はがらりと変わってしまいます。
そして、それがゆえにこれはまさに英語を学ぶ上で、問題として取り組んでもらうのに最も適切なものとして、多くの得点源となるのです。

わずかなリスニング間違いが積み重なって、気が付けば100点、200点のスコアを落としてしまう。
なぜあの時こんな選択肢を選んでしまったのか……と誰でも一度は後悔したことがあるでしょう。

もう二度とそんなセリフを言わずにすむように、TOEIC の最大の弱点を掴みましょう。


第一のテクニックは、「ステレオタイプの回答を忘れる」というものです。

教科書的な模範解答というものがあります。例えば Why で聞かれればBecause で答える、V+S で聞かれれば Yes or No で答える。こういうパターン化されたものは頭から消し去って下さい。受験などで培って来たテクニックとして、ついついいつまでも覚えているため、条件反射的に手が動きますが、まずそれを忘れる事から始めてください。

テクニックというよりは基礎ですが、基礎だからこそ見落としがちなものです。逆にそういったステレオタイプの選択肢が出てきた際は、100%落とし穴、罠だと思って取り組める、そういう心の余裕がまずは産まれます。
そして、これは第三のテクニックに続く為の布石として、覚えておいてください。

第二のテクニックは、「文中のキーワードが含まれる回答は罠」というものです。

例えばものや時間、職業などの重要なキーワードは、特に意識して拾いがちです。答えに迷った人は、とにかく確率の問題で何か埋めようとしてしまい、その手は自然と、耳が拾った単語の含まれた構文に動いていきます。

しかし、それはまるで食虫植物が甘い匂いで誘うように、私たちに対して仕掛けた甘い罠なのです。騙されてはいけません。
問題作成者は、適当にこれだと思ってマークシートを塗りつぶそうとする、そういう人々をふるいに掛けようとしています。
しかし、それ故試験対策として、これほど有効な知恵もありません。

日本語で考えてみても、あまり同じ単語が反復することは不自然、そう考えれば、英語がわからない人達をひっかけようとする問題の裏側、そして言葉というものの持つ本質が見えてきます。

なお、このテクニックは他の問題のほとんどにも応用が利くので、ぜひ覚えておいてください。


第三のテクニックは、「質問ではない疑問文はほぼ定型」です。

質問とは読んで字の如くです。○○へ行くのですか? ○○はいつですか?
などが代表的で普通の質問による疑問文です。当然ですが、これらが When やWhere で作られているわけですね。

その一方で、疑問文として最後に「?」が付くのに、質問ではない文章があります。それはズバリ言って、勧誘、提案、許可、依頼、苦情というおよそ5パターンになるのです。特に代表的なものをいくつか以下に挙げておきます。ご参考にして下さい。

【勧誘】Why don't we…?
Why not…?
Shall we…?

【提案】Why don't you…?
What do you say to…?

【依頼】Would you mind…?
Could you…?

上記を見ると why の文が良く出てきますが、英語では実に日常的に why を使ったこうした表現が使われるのです。それ故、TOEIC でもかなり引っかけ問題としても、或いは通常の問題としても why を使った表現があります。why を使った構文は、いわば TOEIC の肝と思って下さい。

また、how もよく使われる疑問詞です。単体で使えばどのように、どうやって、となり、long が付けば、どれくらいの(時間の長さ)か、many が付けば何回くらいか、about が付けばどんな具合か(どんな感じか)。

また、how の続きが much の時は、いくらか? だけではなく、量や時間の場合もあることを注意したいところです。引っかけ問題としても非常に好まれる為、これらの区別をしっかり頭に叩き込んで下さい。

これらのテクニックは、他のセクションでも通用する技術としてよく使われています。問題が多い TOEIC には、長文に対し、長文で返すという回答がありません。むしろ、短文が連続してリズミカルに続くようなものです。
そこを意識して問題を見ていれば、自然と何を選ぶべきか、どれを書けばいいのかということは、おのずと分かってくることでしょう。
分からない問題を分からないとただ言うのは簡単な事です。また、完璧に理解できるならこのテキストのようなテクニックは要りません。まずは100点アップ、そして次に200点アップを目指す事が重要です。

完璧に答えようとして時間を浪費してしまうことのないように、十分に気をつけましょう。

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