英語はネイティブから学ぶべきなのかという質問に本気で答えてみた

Q:ネイティヴから英語を学ぶことはどういうことなのか?

今や首都圏の駅前だけじゃなくて、ボクの住んでいる田舎でも駅前だと語学学校というものが、あります。
さすが世界一英語にお金をかけている国だなぁーと、語学学校を見上げては、しきりに感心します。

そこで、「ネイティヴスピーカーから英語を教わった方がいいのでしょうか?」
という質問を実はよくもらいます。(学生が特に多いような気がしますが・・・)

これには、僕は「イエス」と答えます。ボクもある時期、そうだったからです。
ただし、これはある“条件”を満たしていれば、の話です。

それは、英語を教える技術を習得しているネイティヴならね。
という条件ならば、です。

どういうことなのかというと、まーこの際、どこでもいいのですが、例えば、アメリカからある日、一人のマッチョマンな留学生が日本にやってきました。

彼の名はマイク。
彼は、どーしても、日本語を話したい!!
話せるようになりたい!!話せるようになって秋葉原に行きたい!!(笑)。
そんなどうしようもない野望を持っている彼です。

ふと気が付けば、どういう経緯で、どこでどうなったのか、誰が何と言ったのか、日本語のネイティヴスピーカーである、あなたはその彼に日本語を教えることになりました。
「よし、マイクはマッチョで少し怖いけど、ここは日本。やっぱりきちんと挨拶くらいはできないとまずいよな。」
そう思ったあなたは、早速、日本語であいさつの仕方を教えようと試みます。

おい、マイク!日本語で Good morning というのは、「お・は・よ・う・ご・ざ・い・ま・す」っていうんだぞ!

はい、Repeat after me!!
日本語を殆どまったくと言っていいほど話せない彼は、
「おはよう・ごじゃい・まちゅ」
と、マジメな顔をして話します。
マッチョなマイクが繰り出す、赤ちゃん言葉にも似たような、日本語に笑いをこらえるあなた。

でも、マイクの真剣な眼差しを見て、笑うわけにもいかず、
「よし、正しい発音で言えるように教えなくちゃな。」
ということで、早速、日本語の発音を教えていくわけです。

どんな口の形をして、舌はどうなっているのか、唇はどうなっているのか・・・これを相手にわかるように、説明していく。

「おはようございます」という言葉を教えるだけで、こんなに時間が掛かり、相手の出来の悪さから、逃げ出したくなるものの、あなたもがんばります。

・・・・・・。

日本語のネイティヴスピーカーである、あなたにこれが果たしてできますでしょうか?ボクは無理だなぁーとたぶん真っ先に白旗を揚げてます(笑)。

理由は至ってシンプルなんですが、(聴覚に障害がある方は除きますが)
日本人は無意識で日本語を話しているというのがまず1つ。

食事をして、食べ物が胃に入って、何も意識していないのに消化していくこの活動を説明できないのに近いです。

普段、意識もしていないことを急に教えることになっても無理があるわけです。
それから、ある程度、日本語を話せるようになったら、今度はまず間違いなくこんな質問をしてくるだろうと思います。

「私“が”マイクです。はじめまして。」
いやいやマイクよ、違うんだ。
「私はマイクです。」と言うのが正しいよ。

でも、マイクはこの程度の説明では納得しないわけです。

「なぜですか?「私がマイクです」という表現は間違っていますか?
このフレーズは、「地球の歩き方」に載っていましたヨー

どうしてですか?」
マッチョな両腕を巧みに使い、あなたの両肩をガッチリ掴んだその両腕を前後に激しく揺するマイク。
「なぜなんだヨー!!」

・・・・・。

少し大げさに書きましたが、要するに、ここで知っておいて欲しいのは、訓練なしに母国語を教えることはできないんだ。ということです。

だから、いくら相手が英語のネイティヴであっても、その人が必ずしも英語を教えることができる人、だとは限らないというわけです。

ある意味、ボクは英語がまだよくわからない(自分の英語が果たして相手に通じるのか、通じないのかわからない)状態でニュージーランドに行ってしまったがために、色々と面白おかしい、赤っ恥や苦労を強いられたわけなんですが、特に英語の初級者であれば、意識的に英語を習得した人から教わるのが、実は一番わかりやすく、早いと思います。

言い換えれば、英語の習得プロセスを経験している人、 どん底を知っている人(笑)、そういう人から学ぶといいです。

なぜなら、英語が話せない人の気持ちがダイレクトにわかるということと、どこをどうすれば、いいのかということを経験から知っているからです。
英語を母国語としないネイティヴスピーカーでない人が、一体、どうやって英語をしゃべれるようになり、英文を読めるようになったのか?ここからありったけのものを学んでいく作業がやはり必要だと思う。

何かを学んで行くとき、もう一段上へステップアップしていくとき、 このことを頭の片隅においてもらえたら、嬉しいです。



Q:留学が夢なんです。

英語を習得する過程で、ボクもそうだったのですが、「いつかは留学をしたい」という夢を持っている人は、やはり沢山います。
(ボクもこの夢をかなえるためにアルバイトを5つ掛け持ちしていたくらいです。)

今の時期、これからの時期、日本から沢山の留学生が海外へ放出されると思います。
で、留学先の現実という話なんですが、今から言うことは覚えておいてください。きっとどこかで役に立ちますから。

・・・・・・。

長年の夢だった「留学」という夢をいよいよ実現したあなた。
最初に頃は、勢いよく、何が何でも英語・英語・英語漬けだーと意気込んでいたあなた。
まもなく3ヶ月が経とうとしていた頃、ふと自分の周りを見渡してみると、日本人だらけ。

まもなく、帰国の日がやってきて、いい思い出といえば、一年間の内で出来た仲のいい日本人の
友達と若干の日本人が好きな外国人。

・・・・・。

このパターンは本当に多いです。

最高の環境が目の前にあっても、現地のネイティヴに自分の英語が通じないがために、無意識のうちに英語から逃げてしまう留学生。
そしてその中に入って埋もれていってしまう、そんなパターンです。


英語の基礎だとか、留学が目的になっている場合は想像以上に精神的ストレスが掛かります。
レストラン、買い物、バス停、学校、薬局、道端、至るところで自分の英語が通じない。自分の気持ちがわかってもらえない。
この孤独感は半端ないです。

一方、ボクの場合、
一年間、ホームステイ。
一年間、11 歳の男の子を喧嘩(苦笑)、
一年間、サッカー漬け
一年間、アルバイト
一年間、2年かけて貯めた自分のお金でやりくり
一年間、デート(嘘)

逃げたくても、帰る場所には、パパ、ママ、ライバルがいつも笑顔で待って いたので、強制的に英語の環境からは逃げられなかったわけです。

何でもそうですが、目的、意図をきちんともっていくことです。
今、巷ではやっている英語学習法。
そういうのではなくって、自分に合った英語、
今、自分に本当に必要な英語、これからの夢を実現させていくために必要な英語。だから、今これをやっているんだぞという気持ちと意識のアンテナは絶対に忘れないで欲しいです。

ボクは英語をやめようかなと思ったこと、逃げ出したこと、何度かあります(笑)。
英語に嫌気がさして、英英辞典を放り投げたり、発狂しそうになって、大学の窓から
「I really hate English!!!!!!」
と英語で叫んでいたこともありました(笑)。

ま、でもこうして英語に戻ってきているわけなので、自分には必要だったんだなと思えるわけなんですが、
英語、本当に必要ですか?という質問と、英語で何がしたいのか?

この2つの質問を迷ったとき、モチベーションが下がったとき、自分に問いただしてみたらいいです。
丸一日、すべてから遮断して、ソファーにゆっくり腰をおろし、自分に問いかけてみる。
色々とわかると思います。

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