恥ずかしいの意味 ashamed / embarrassedのニュアンスと使い分け

 日本には恥にまつわる言葉というのが、沢山あります。

パッとインターネットで検索をしてみただけでも、
「恥さらし」
「恥知らず」
「旅の恥はかき捨て」
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
「据え膳食わぬは男の恥」
「損して恥かく」
「会稽の恥」
こんなにもある。

これ、なんだか見てると、日本には「恥」という文字がやたらと多い。
ボクも調べるまでは知らなかったです(笑)。

この「恥ずかしい」「恥ずかしい思いをする」
この表現。

英語の場合、ハッキリと区別して使います。

弟のブタの貯金箱を壊して、後悔しているお兄ちゃんの気持ち。
これを ashamed で表現します。


一方、舞台で声が裏返ってしまって、赤面しているのが、embarrassed になります。

もう少し、言うと例えば、友達に嘘をついてしまったり、テストでカンニングをするなどして、反道徳的なことをしてしまったことに対して「恥ずかしく思う」のは ashamed で、女性が人前で体重だとか、年齢を聞かれたり、大勢の人がいる前でつまずいて転んだり、スーパーマーケットのレジでお金を払おうとした時に、うっかり財布を家に忘れた事に気づいたりした時などに感じるのが、embarrassed ということになります。
(ちなみに、ボクはこれもよくやります。うわぁ~ embarrassed me だぁ~って 笑。)

では試しに、こんな英文。
( )の中には2つの単語が入っていますので、両方のパターンで読んでみてください。

理想なのは、イメージできているか、どうかです。
(あくまで理想なので、できないからといって駄目だぁーなんていう感情は微塵も感じる必要はないです。)

さて、では早速、声に出してちょっと読んでみてください。
はい、どうぞ!!

He slightly felt (ashamed / embarrassed) at being the center of attention.

はい、もう一回!!

He slightly felt (ashamed / embarrassed) at being the center of attention.

読みましたか?
はい。

では、これを、前から日本語に訳していると、
彼/ ちょっと/ 感じた / 恥ずかしさを / 注目の的になって。
こんな具合ですね。

日本語の語順に直すと、

「彼は注目の的になってちょっと恥ずかしかった」
という具合になります。

この場合、へまをやったり、
赤面する恥ずかしさというのは、embarrassed になりますね。

イメージできましたか?
ちなみに、ashamed だと、ヘマをしたというよりは、自分(あなた)が何か悪いことをして、まわりの人にそれが見つかって、睨みつけられている。
そんなニュアンスになってしまうわけです。

一方は、赤面して、恥ずかしい思いをしているのに対して、もう一方は、まるで自分が犯罪者のような目で見られている。ニュアンスがまったく違ってくるわけです。

では、この調子ではもう1つ。
次の英文はどうでしょうか?

同じように、声に出して、
イメージして読んでみてください。

He was deeply (ashamed /embarrassed) of his behavior at the party.

はい。もう一度。
今度は、もう一方の単語を選んで声に出して読んでみてください。

He was deeply (ashamed /embarrassed) of his behavior at the party.

はい。OKです。
イメージできましたか?

この英文を同じように、前から日本語に訳してみると、
彼/ だった / 深く/ 恥ずかしい / 自分の振る舞い / パーティーで。
というような具合ですね。

これを日本語の語順に直すと、
「彼はパーティーでの自分の振る舞いを深く恥ずかしく思った」
となります。

これは、自分の行動に対する罪の意識からの恥ずかしさなので、ashamed を選びます。
ハア~何をしてしまったんだという罪悪感が漂ってるわけです。

一方で、embarrassed を選んだ(使った)場合は、皆の前でシャツを逆に着ていたり、ズボンのおしりの部分のところが破れていたりと、何か公衆の前で恥ずかしい思いをしたというようなニュアンスで伝わります。

だから、embarrassed を使うと、
「え、何があったの? 教えて教えて~ワクワク」となるわけです。
(人の失敗は得てして、聞くのは面白いからね 笑)。

イメージできますでしょうか?

ただ、この例文、ブタの貯金箱を割ったり、スーパーのレジで財布を忘れたりしたことに気がついたり等は、あくまでボクの「恥ずかしい」という言葉をイメージしたときの映像なので、一番、いい(忘れない)のはあなた自身の実体験から得た経験と結びつけることが、もっとも忘れにくいし、実践で瞬間的に使えるのだと思います。

だからこそ、何度もイメージできるようになるまで読み込んでみて欲しいのです。

読んでいるうちに、読みながらイメージとして浮かんでくる。
これが理想。

このスパイラルに入ることで、英語力は加速します。

ただ、「読む」だけの受身姿勢とは、全く違うからです。

それからこれは補足ですが
(ここから下はあくまで参考までに。覚える必要はないです。)、

ashamed の名詞形は、shame で
I felt shame at having told a lie.
私/ 思った/ 恥 / ~をもっていた(ついていた) / 嘘をついた。
「嘘をついたことを恥ずかしく思った」
だとか、
How could you treat her so badly?
Shame on you!
どうして/ できるんだ / あたる / 彼女 / そんなに悪く?
恥をしりなさい!(←慣用句)
「どうして彼女にそんなに厳しくあたるんだ? 恥をしりなさい!」

などのように shame は「恥」の意味で使われますが、次のように「残念な気持ち」というのも表すこともあります。

Isn't it a shame that the rain spoiled our picnic?
~でしたね/ 残念 / ってことが / 雨 / 腐らせた・だめにした / ピクニックを。
「雨でピクニックが台無しになったのは残念でしたね」

What a shame you didn't win!
なんて/ 残念 / あなた/ できなかった / 勝つ!
「勝てなかったのは、残念でしたね。」

という具合で、「残念」という意味で使うこともまれにあります。

これは、ニュアンスとしては相手に話し手が相手に気を使って、何か罪悪感で(励まそうとして)言っている。そんなニュアンスです。

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