「こわす」という意味 break tear rip destroyのニュアンスの違い

今回は「こわす」という意味での break と tear について説明します。

英語を話すとき、良い意味でも悪い意味でも、壊れるといいと思います。
マジメにかしこまっていても、何も得はしないからです。楽しむべし、なのです。



break のニュアンス

おそらく「こわす」という意味では、最も一般的な言葉(英単語)であるだろう、break。

ただ、日本語の場合だと、break が状況によっては、必ずしも、「こわす」「こわれる」という言葉には当てはまりません。

例えば、break する対象がガラスや窓、皿であれば、「割る」という日本語で表現されますよね。
機械やおもちゃの場合であれば、「壊す」、
岩や壁であれば、「砕く」、
約束、記録、法律ならば「破る」。
骨や枝ならば「祈る」、
お金ならば、「くずす」

break は break でも、こんな具合に使われる状況によっては、まったく違った形(ニュアンス)に変化します。

というわけで、今後一切、あなたが混乱しないようにするために、まずは break のニュアンスを説明します。
一字一句、ゆっくり読んでイメージしてみてくださいね。
では、行きます。

誤って、わざと(故意に)安定したもの(安定状態にあるもの)を外部から力を加えることによって、一瞬のうちに2つ以上に分散させること。

これが、break が持つニュアンスになります。
この1点だけ映像としてイメージできるようであれば、まず大丈夫です。

ただ、はさみや、ナイフ、カッターなどを使って、スパッと2つ以上に分散させる時には、break ではなく、お馴染みの cut が使われます。



tear のニュアンス

break に対して、tear は、指に力を込めて紙や服などを2つ以上に分散させる。

言い換えれば、「引き裂く」だとか、「引きちぎる」というニュアンスを持っています。
break に比べるとかなり力が入っていますよね。

tear は言ってしまえば、引き裂かれた部分だとか、紙を切った時や、服をどこかにひっかけて布が破れたりしたときのあの、ギザギザになった部分に焦点が当てられます。

力を込めて引き裂いた、まさにその部分ですね。
逆に break は、分散の瞬間に加えられた力そのものに焦点が当てられます。

目の付け所が両者、似ているようで違うわけですね。



ripのニュアンス

それから、tear を紹介したので、もう1つ、似たようなニュアンスで、rip というものがあります。

これは、tear とほぼ同じ意味で使われますが、tear が、乱暴に引き裂くニュアンスを含んでいるのに対して、rip は、ある一定の線にそって引き裂くことをニュアンスとして含んでいます。

よく紙を切るときに定規をあてて、定規に沿ってビリッと紙を切りますが、このビリッがまさに rip です。

では、以下の英文を読んで試しにそれぞれのニュアンスの違いをイメージしてみてください。
(それぞれ過去形で書いてます。)

Taro (broke/tore/cut/ripped) the envelope.

break の場合、
tear の場合、
cut の場合、
rip の場合、

それぞれ、イメージできるようであれば、OK です。
先へ進んで下さいね。



destroy のニュアンス

それからもう1つ。
いい機会なので、destroy についても説明しておきます。

これは、ビルがガガガーーーと崩れていく、そんなイメージです。

修復不可能、または、存在不能な状態になるまで、暴力的な方法で、ある物を徹底的に壊すこと、つまり、文字通り「破壊する」ことを表します。

ボクもつい最近、ある洋書を読んでいるときに知ったのですが、日本語だと、「自然や環境を破壊する」という表現は特に最近はよく使われますが、英語の場合だと、destroy nature とか、destroy environment というような表現はしないんですね。

destroy のニュアンスに再生不可能なくらいまで破壊するというニュアンスがあるため、自然や環境に対して使うと、破壊されて全く存在しない、

まさに不毛状態となってしまうので、
damage nature
damage the environment
と表現するそうです。

こういう意味で、自然や環境の復活は大いにありえるんだっていう考えてが特に欧米では後ろにあるのかもしれないですね。ボクもそう願います。

ちなみに、damage というのは、修理や修復が可能な場合に使われます。
補足までに。

それから、英語でnature call というのは、「トイレに行きたい」という意味です。
(スラングですが)

自然のコール。
トイレは、自分の意思とは関係ないわけですね。
今回は以上です。

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