読むだけでスコアアップ!会話問題で役立つ5つのテクニック

第一のテクニックは、「問題の本質を掴む」ことです。

会話問題は、得意な人とそうでない人が分かれやすいポイントです。
得意な人はここにそれほど勉強時間をかけずとも、ある程度の割合が取れるようになっていきます。

では、得意な人とそうでない人の差は、どこに現れるのでしょうか?
それは問題の形の本質を掴んでいるかどうかに、大きく関係があります。

問題の形の本質を掴むことは、実はそれほど難しいことではありません。

「本質を掴む」とは、「会話問題の決まったパターンを理解すること」です。
基本的に会話文は、「提案」、「依頼」、「命令」の3つにカテゴリ、パターンが多いことを、理解してください。

そしてそれに対する回答は、お決まりの定型文句か、相手の提案や依頼を受け容れられない理由、つまり否定的な内容になるのです。

考えてみてください。
私たちは何か提案、あるいは依頼や命令を受ける時、それに同意したり許可をしたりするのに、いちいちなぜ同意するのか、なぜ許可をするのか人に語るでしょうか?
答えは NO です。わざわざそれを語ることはありません。

日本語であろうと英語であろうと、会話する内容が同じであれば、そこに生じる矛盾もまた同じである、ということができます。

また、それ以外で問われるものとしての提携パターンは、場所を問うもの、職業を問うもの、何かの数字を問うもの、という3パターンがあります。
場所を問うものはおおむね、レストランや空港のカウンター、或いはパーティの会場などです。会話の空気、流れを掴めば、それがどういう場所なのかは理解できます。

また、職業であれば、例えば apartment(アパート)、rent(家賃)、等があれば、不動産屋の会話となります。或いは student(生徒)や class(学級)などが出れば、学校の教師の会話ということです。

最後に数字を問うものであれば、割合、距離、金額、期限、期間などで、本当に簡単で些細な計算を伴う事があります。これらは純粋な英語に、本当に些細な算数が加わることで、相手の動揺を誘うというわけです。

しかし、考えてみれば小学校低学年レベルの算数しか出ていません。普段から、簡単な計算を
英語でするようなクセを付けてみるのも良いでしょう。

第一のテクニックは以上ですが、「英語だから」、「TOEIC だから」という先入観が、私たちのスコアを下げているのです。

TOEIC の問題とその回答例を、よく読んでみてください。
問いかけ(この場合は提案や、依頼、命令など)に対する返事として、選択肢に書かれている文章において、不正解の項目がいかに的を射ない事を書いているかに注目してください。


意識をして読むことにより、よくわかると思います。
また、聞こえてきた言葉の中に答えが含まれている事は絶対と言って良いほどありません。引っかけ問題の罠なので、注意して聞き取って下さい。


第二のテクニックは、「7W1H をしっかりと理解する」ことです。

通常は「when」、「where」、「what」、「who」、「why」の5Wと、「how」の1Hの「5W1H」です。
では「7H1W」の多くなっている2つの W は、「whose」と「which」のことです。
しかし、ここが TOEIC の問題の落とし穴です。そして、ここでも先に書いた日本語の法則が役に立ちます。

もしあなたが友人と会話していて、
「あなたは明日何時にここに来ますか?」
と聞かれて、
「はい、私はここに5時に来ます」
「いいえ、私はここに5時に来ません」
という返事をしたら、相手はどう思うでしょう?

はい、が付いている方は日本語としておかしくはないですが、どこか不自然ではありませんか?

そうです、極論をすれば、Yes or No で始まる文章は、一部の例外を除いて、間違いだと言い切ってしまっても良いでしょう。
日本語でおかしいものは英語でもおかしいのです。

そう考えると、受験英語では良く使っていたイエスやノーがいかに日常に即していない英語を勉強していたのかと気づかされます。

そして、TOEIC がビジネスや日常で役に立つと言われ、評価が高いのは、本当に使う英語を試しているからです。


第三のテクニックは、「最初の数語を絶対に聞き取る」です。

When や Where など、接頭語は何なのか? これを聞き取るだけで会話内容の5割を把握できたと言っても過言ではありません。会話とは、短く、歯切れの良い言葉、文章の連続体となっています。

そして、そこで最も大切なキーワードとは何か? ということを把握することにより、多少の聞き損じをカバーする事ができます。どんなものでもスタートが大事ですが、TOEIC の問題もこれと同じ事がほぼ言えるのです。
逆に最初の数語を聞き逃すと、目的が全く見えなくなってしまうという危険性もあります。具体的な部分が冒頭に来やすいのが英語の文法の特徴なので、スタートダッシュが肝心だと、常に心がけて下さい。


第四のテクニックは、「陳述問題の選択肢効果的な選び方」です。

陳述問題は疑問や質問、依頼や命令ではなく、まさに日常的な会話のワンシーンと言った様相の問題となっています。
問題数こそ少ないものの、スコアアップの為には取り逃せないポイントです。

「キーワードが出るものは外す」というテクニックはここでも有効です。
しかしそのテクニックは、この問題に関しては使用頻度が低いといえます。

それよりもここでポイントとなるのは、選択肢そのものの内容です。
間違った選択肢の内容は、極めて的はずれな回答となっています。

ただし数は少ないので、もしパッと見て理解ができなかった場合は一度後回しにして、最後のチェックをする時間に余裕があれば改めて考えても良いでしょう。


第五のテクニックは、「選択疑問文の考え方」です。

選択疑問文はシンプルに言えば、「あなたはりんごが好きですか、それともみかんが好きですか?」 というような、2つに1つを選ばせるようなタイプの疑問文のことを指します。

そして例題には、何かと何かを「or」で繋いだ文章がほとんどです。
したがって、「これらは何かと何かを比較している」ということを、常に問題に意識してください。

そうなると、ある文章はここで完全に解答から除外して考えることができます。
それは、「Yes か No で始まる文章」のことです。
この文章は間違いと決めて掛かってほぼ OK、と言うことができます。

なぜなら 2 つ以上のものの比較の問いに対して、「はい」か「いいえ」で答えるのは不自然だからです。

ただしこちらも陳述問題同様に問題数が少ないので、迷ったら一時的に飛ばす事も念頭に置いてください。

最後に、1人目の会話を聞き逃しても、そこで諦めない、リスニング問題は1度つまずけば絶望的にわからなくなる魔の問題ですし、それ故、先に「まず頭の数語を絶対聞き取る」という事を伝えたものの、それでも聞き落としてしまうこともあるでしょう。

そんなとき、例えばですが、
A「~~~は~~~ですか?」
B「明日は5時にパーティ会場に着くようにするつもりだよ」
という風に聞き取れたなら、Aは概ねあなたは明日のパーティに何時頃行く予定ですか? というような事を聞いているということが予想されます。誰かの会話を聞き落としても、もう片方の会話でそれを補完することが可能なのです。仮に2人めの全てを聞き取れなかったとしても、明日、5時、パーティ会場、着く、とだけ聞き取れれば、そこからでもある程度文章を推測する事が可能です。

例えば私たちも日常に於いて、誰かの言うことを全て聞き取れない時、断片的な単語で判断して相手に返事をすることがあります。まさに、それと同じ事をリスニングで行おうというわけです。あたかも自分がその会話に参加しているような感覚で聞き取ることによって、会話の内容を類推する。

これはどちらかというと「言葉を理解し、構築すること」が求められる事になります。これ
はほんのちょっとしたコツ、考え方の転換ですが、それだけであなたの英語を聞き取る力に変化が現れるはずです。是非、会話問題を練習する時に、自然にこのテクニックを思い出せるようにして下さい。

以上が会話問題の秘訣です。会話問題という日本語の意味で考えて、よく問題を分析してみれば、意外にも当たり前の事を当たり前に書かれているものです。

ただ、何が当たり前なのかを明確に判断するための指標そのものが無かったのです。

英語も日本語も同じ言葉だということ、それを意識して、問題と正解を日本語、英語でそれぞれ比較してみましょう。
それによってこのテクニックの有効性が、よく理解できるようになります。

そして、確信を持って取り組んでいただくことで勉強そのものに熱が入り、魔法のようなスコアアップが実現します。

サブコンテンツ

このページの先頭へ