comeとgoの意味をニュアンスで理解する

come は、人や物が「話し手」のいる方へ 「やって来る」。
一方、go は、人や物が「話し手」のいる場所から「去っていく」


come と go がこういう意味を持っているということは、ここまでは恐らくほとんどの人が知っていると思います。
なぜならここまでが所謂、学校で習う英語だからです(笑)。

ただ、come の意味は、人や物が「話し手」のいる方へ「やって来る」。
これだけではないんですね。

「話し手(自分)」がこれから行こうとしている場所や「聞き手」がいる場所に向かって「行く」という意味もあります。

これをまずは意識して知っておいて欲しいのです。

例えば、
Hey Taro!! Dinner's ready!!
と、二階で何やらカタカタとメールを打っている太郎が、下にいるホストマザーからこんな風に言われた場合、なぜ、
I'm going ではなくて、
I'm coming と言うのか
come の中に「行く」という意味があるのは、これで納得できると思います。

では、これを踏まえて1つ問題です。

次の英文をイメージして見てください。

Hey,Taro!
Are you (coming/going) to the party?

どうでしょうか?
どちらが正解というわけではなくて、come と go を使った場合、そこから一体、どんな風景(イメージ)を描くことができるのか?
ニュアンス的にはこの2つはどこがどう違うのか?
こう考えることが、これから非常に大事になってきます。

この2つの英単語が持つニュアンスの違いを、少し時間を取って考えてみてください。

考えましたか?

どんな風景になりましたか?

正解、不正解なんていうのは、ここではどうでも良いですからね。
(2つとも、通じますしね。)

では、結論を言いますと、
Are you (coming/going) to the party?

coming の場合、普通に考えると、パーティーが「話し手」の家で行われていることが考えられますが、必ずしもそうだとは限りません。

別のところで開かれるパーティーであったとしても、「話し手」がそこへ行くということを前提に
(僕も行くけど)あなたも行きますか? 」という具合にも読み取れる(イメージができる)からです。
これがネイティヴがイメージする感覚です。

一方で、going を使った場合、これはただ単に聞き手(あなた)にパーティーに行く「意思」があるかないかの事実を聞いているだけです。

「僕も行くけど」というような前提はなくて、 ただ、行くか行かないかを聞いているだけですね。

英語を学校で習ったばかりの頃、 I'm going to school today.
こんな文をよく暗記させられましたが、これは、要は聞き手に 「今日、学校に行きます」と事実を言っているだけに過ぎませんが、
I'm coming to school next month.
と、言えば恐らく、聞き手が学校に居て、電話か何かで
「来月、学校に行くね」
こんな具合に「聞き手」に伝えている。

そんなイメージになるわけです。
ここから「学校に行くね」という意思が感じられますよね。

まとめると、come は、「到達点」
とにかくこれを最重要視します。
だから「行くね」という具合に「意思」を持つわけです。

一方で go は、単に「起点」を表します。
だから、「行く」という「事実」を中心に伝えるわけですね。

それから、
Taro came home.
これは Taro が家に「着いた」ということを強調していますが、
Taro went home.
こうなると、出発点

例えば、学校や会社を「出た」ことが強調されるわけです。

何度も言いますがgo は「起点」を表す言葉です。

間違っても「行く」。以上。
なんて覚えていると実践で使い物にならないわけです。

起点を表す go。

これは補足になりますが、起点を表すがゆえに、go は基本的には、「行き先」や「様態(病気など)」を表す言葉が必要になってくるわけです。

これらの言葉(語句)がない場合、go は「(その場から)いなくなる・消える・亡くなる」という意味になります。

例えば、「もう行かないと・・・」
これを go を使って表現すると、
I'm afraid I must be going.

Take out のお店で
「こちらでお召し上がりですか?それとも、お持ち帰りですか?」

これは、
Here or to go.
ですよね。

go が単体で使われた場合、また少し違ったニュアンスになるという話でした。


▽ 参考までに。
・My hearing is going. 耳が遠くなってきた。(聴力が消えていく・衰えていく)

・This bike must go. このバイクはお払い箱だ。(お払い箱 → 亡くなる)

・You have to go. お前はクビだ。(その場から、消える)

・Summer has gone. 夏が過ぎた。(いなくなった → 過ぎ去った)

以上、come & go でした。

できれば、一度読んだ後、今すぐにでも、もう一度ゆっくり読み直してみてくださいね。

サブコンテンツ/dt>

このページの先頭へ