「起こる」という意味の happen、 occurのニュアンスの違いは?

「起こる」という意味での happen、それから occur を説明します。

この2つ。
特に happen は日常会話でも使う頻度が高いので、この機会に完璧にモノ(イメージできるよう)にしておいて下さい。

これなんですが、イメージできると、結構便利です。
要チェックです。



happen のニュアンス

まずは、これを読んでみてください。
Tell me what (happened / occurred).

読みましたか?

先に言ってしまうと、この英文を読んで、どちらを選んだ場合でもキチンとニュアンスがイメージできれば、読む必要はないです。

ただ、そうは言っても、間違ったニュアンスでイメージしている場合がありますので、やっぱり読んでください(結局、読むのかいっ!! 笑)。

happen も occur も、ある事が「起こる」という意味を持っています。

ただ、日本語では同じ「起こる」というカテゴリーに属していても、英語本来の意味で捉えるとニュアンスがかなり違ってきます。

まず happen ですが、これは、偶然性や意外性を重視する、そんな語です。
accident(事故)や漠然とした語の後に使われることが多いです。


「漠然」とした語というのは、例えば、what, this, thing, something などがそうです。

What's happening? 「一体どうしたの?」
ということはあっても
What's occurring? とは、決して言わないです。

なぜか?
それは、happen という語は、
何が起こったかわからない場合やこれから何が起こるかわからない場合に使う語というわけです。
先が想像できないわけですね。

なので、冒頭で、説明した
Tell me what (happened / occurred).
という英文は、happen であれば、問題なしということです。

では、occurred を選んだとしたら、一体、どんな感じ(違和感)になるのか、それをこれから説明します。



occur のニュアンス

occur ですが、これは happen より改まった感じではっきりした意味を持つ語、例えば、自然現象だとか、科学的な現象などの後で使われる傾向があります。

ニュースなどでは、よく耳にする言葉の1つです。

例えば、
The explosion occurred just after midnight.

「爆発」という具体的(はっきりした語)の後なので、occur を使うというわけです。

というわけで、冒頭での英作分に戻るってもう一度見てみると分りますが、

Tell me what (happened / occurred).

これで occurred を選んだ場合、妙に違和感が出てくるわけです。

happen が何か起こったのか分らないということが前提で使うというニュアンスを持っているのに対して、occur は、何が起こったのか、分っているという前提で使うというニュアンスを含んでいます。




take place や break out の意味の違い

ちなみに、このほかにも「起こる」という意味でtake place や break out も同じような意味を持っていますが、これから先は補足として説明します。

まず take place というのは、予定や、計画されていた出来事が起こる(行われる)場合に使われます。

:to happen, especially after previously being arranged or planned.
(OXFORD より引用)

The sociable takes place next Monday.
(懇親会は、来週の月曜日に行われる)

それから、break out は、戦争、暴動、火事など好ましくないことが急に起こる(勃発する)場合に使います。(← 失恋とかもそうです。)

: to start suddenly( of war, fighting or other unpleasant event)
(OXFORD より引用)

break は「こわす」という意味 break tear rip destroyのニュアンスの違いでも説明しましたが、break を使った表現というのは、色々ありますので、混乱してしまう(イメージできない)場合がありますが、基本的なニュアンスは、
あくまで、安定状態にある物を外部から力を加えることによってバシッと一瞬のうちに2つ以上に分散させること!!

です。

War broke out in September of 1938.
「戦争は1983年の9月に勃発した」


今回のメインは「何が起こったのか分からない」という前提での happen と 「何が起こったのかが、わかっている」という前提のoccur です。

take place、brake out は脇役ということで、こんな「考え方(イメージ)」なんだなとなんとなくでOKです。

無理に覚える必要はないです。
ただ、常にイメージをするという癖は身に付けておいて下さいね。
自分の中で映像として描くことができるようになる。
これが、狙いだからです。


A big earthquake (happened / occurred) でのニュアンスの違いは?

最後にもう1つ。

次の英作文を読んでみてください。
A big earthquake (happened / occurred) in AICH last night.

自然現象の1つである「地震」は、先ほど説明した「はっきり」とした意味を持つ語なので、happen ではなくて、occur で表すのが普通です。

ただ実際には、イギリス、アメリカ、ニュージーランドの新聞など (個人的に僕が見ているのはこの3つなので)でも occur ではなく、happen で使われる(表現する)こともあります。

なぜでしょうか?(← 相当、調べました 苦笑)。

これは、例えば、日本人の場合、少しくらいの地震が起こっても、「日本」という場所で「地震」という現象は普段から少なからず経験していることなので、「ああ、また地震か」くらいの感覚でとらえてしまいます。

このため、何が起こったのかわからない、偶然性や意外性を重視する happen という言葉では表現しにくい場合があるということです。

逆に、例えば地震という現象を殆ど経験したことがない人が愛知県(どこでもいいですが)で感じた場合、そこには、当然、驚きの感情が入るわけです。

その人にとっては、表現も当然
A big earthquake happened in AICH last night.
という表現をしても何ら不思議はないというわけです。

ですので、「英語は奥が深いなー」ということが結局は言いたいだけですが、基本的なニュアンスが分ってくると違和感を覚えるようになってきます。
「あれ?」と。

英語に対して違和感を持つようになってくるということは、相当、英語力が見に付いてきているという現れでもあります。
ここを是非、目指してみて下さいね!!

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