IELTS【Listening】の対策と攻略法

IELTS の Listening では、セクション1~セクション4に分かれている。
そして、基本的に
セクション1 → セクション2 → セクション3 → セクション4の順で難易度上がっていく。

音声は1回だけしか聞くことができない。
問題と問題の区切り(5~6問程度ごとに)で、少しだけ回答する時間(数十秒程度)与えられる。


Listening Section1の対策

セクション1は全セクションの中で最も易しいセクションである。
したがって「一番らく~にできる!」と考えたくなるが、それは大きな誤解である。

なぜなら、セクション1は最も得点を稼げる部分であるので、セクション1できちんと得点を稼げるかどうかが、リスニングスコアを左右してしまうからである。

セクション1は意識を最高に集中して満点を目指す。
これがリスニング攻略のポイントである。

難しいセクション4で1問とるのも、易しいセクション1で1問とるのも点数は同じである。
セクション1でのミスは取り返せない痛手だ。
直接スコアに影響する。

私は、セクション1で一瞬キーワードを聞き逃した時があった。
その時は、聞き逃したのを気づかなかったため、そのまま平然と聞き続けた。
そろそろ、その設問の部分のキーワードが聞こえるはず、聞こえるはず・・・と期待して待っていたら、突然
「It’s the End of the SECTION 1」
のアナウンスが流れ、呆然となったことがある。

しかもそんなときに限って、セクション1の後半が全て「3語以内の記述式」だった。
このときは全身から冷や汗が流れた。(まさに「やっちゃったー」って感じでした。)

しかしすぐ次のセクション2が始まったので慌てて集中しなおした。
その後のセクションで奮起して盛り返したものの、結果はいつもより 0.5 低いスコアだった。
この時、他の科目は全て目標スコアをクリアしていただけに、このリスニングセクション1での失敗が本当に命取りになってしまったのだ。
この時は悔やんでも悔やみきれない思いだった。

リスニングセクション1では全神経を集中させる。
易しいと思って少しでも気を抜いたとたん、足下をすくわれる。ということを肝に銘じておこう。(これ、本当に大切です。)

セクション1満点の目標を阻もうとする敵がもう一人いる。
それは、固有名詞の書き取り問題だ。
人物名や、住所、建物名等、固有名詞を書かせる問題は非常に多く、ほぼ毎回セクション1で1~2題程度出題される。
その時、スペルを電話で伝えるため、独特の言い方を使う。
これを知らないと、この設問をクリアすることはできない。

例えば、
「Kerrigan」という人名の場合、
「K, E for everyone, double R, I, G for go, A and N for nobody.」

「Benbradagh」という地名の場合
「B, E, N for nobody, B again, R, A, D, A again, then G for Grow, and H」
という具合である。

私はこれを初めて聞いた時はパニックになった。
この独特の言い回しが来て一瞬「???」となると、確実に次の音を聞き逃す。
そして、あれよあれよと進んで行き、そして終了となるのである。
(これは絶対に避けたいです。)

しかし、この言い回しに慣れてしまえば、逆に得点源になる。
この部分を確実に答えられるようになると、精神的衛生上とてもよく、セクション1後半に向けて弾みがつく。

それでは、代表的な表現を覚えておこう。

<各単語固有の表現>
(これ以外の言い方もあるので、気づいたらここに書き足していってくださいね。)
E for Everyone
F for Freddie
G for Go G for Grow
N for Nobody
T for Tommy

<同じ音が続けて2回来るとき>
double R, double T など

<少し前の音が再び来るとき>
A agein,B again など

セクション1でケアレスミスを防ぐためにこの重要なセクション1で、意外とケアレスミスを多発させてしまう人がいる。
セクション1で犯しやすいケアレスミスが、固有名詞の最初を大文字にしないミスである。
これはいくら聞き取りに集中していても関係なく起こってしまうのでやっかいだ。

名前だけでなく、場所やものの名前等でも1文字目は大文字表記しなくてはならない、Mt.Fuji のような場合は M とFと2つ大文字になるので注意しよう。

数字の問題も必ずと言っていいほど出題されるので注意が必要だ。
何かの時間や物の値段、建物の階数など、様々な場面で数字を聞かれることが多い。

答え易い問題なのでまず間違うことは少ないが、ここにも落とし穴が潜んでいる。
それは、単位を書き忘れることだ。
値段に単位が無かったり、時間に午前、午後を付け忘れるというミスである。
これではせっかくの得点源が台無しになってしまう。
£(ポンド),$(ドル),am,pm 等の単位を絶対に忘れないこと!



Section2対策

Section2は、Section1についで易しいセクションである。
目標スコアによってはこのセクションも満点狙いになる。
満点であってもなくても、ここでもミスを防ぐという観点から集中して聞き逃さないようにしよう。

回答として書くことになりそうな単語だが、その部分をよく聞き取れなかった or 知らない単語だった場合は、とにかく、その瞬間に聞こえたスペル or カタカナでもいいので問題用紙の脇に書いておくこと。
これが重要なポイントだ。

「あ、よくわからない。後で考えよう・・・」と思って先送りにすると、音声の区切りに戻った時には、
何を言ったのか見事なまでに何も覚えていない。
こうなったら、その設問は0点である。

しかし、曲がりなりにもその瞬間に聞こえたスペル or カタカナが書いてあれば、後から正しい単語が見つかる時もあるし、たとえ見つからなくても聞こえたスペルを書いておけば、スペルミスなどの部分点をもらえる可能性が出てくる。

「一応、正解の部分を聞き取ったんだなぁ」と採点員に伝わればいいのだ。
IELTSでは、空欄を残さず、とりあえず何か埋めるのが非常に大切だ。
しかし、何か埋めるといっても選択式の試験とは違い、「本当の当てずっぽ」で正解になる確率は極めて低い。

悲しいことだが、
「全くの当てずっぽ」≒「空欄のまま」
ということである。

全くの当てずっぽではだめだ。
ほんの少しだけ気持ちを加えよう。
つまり、聞こえた言葉の意味がわからなかったとしても、聞こえたままに書いてみよう。
知っている言葉に無理矢理変換するのではない、聞こえた「音」をそのまま書くのだ。
これが大事だ。
多少なりとも聞こえた音を書くことで部分点を獲得できる可能性がぐっと高まるのである。
もちろん、これは全セクションで使える方法だ。

ポイント:
・正解部分にわからない言葉がきても、後回しにせず、その場で必ず問題用紙に聞こえたままのスペル or カタカナで聞こえた音を書いておくこと。
・回答欄は絶対空欄にしないこと。さらに、当てずっぽの回答も避ける。
必ずその時聞こえた「音」を書いてみること。



Section3、Section4 対策

ここからは前半のセクションと戦術を変える。
今ままでのようなミスを防ぐという考えから、
取れるところだけ取って、わからないところは潔く捨てる。
という考えに頭をチェンジさせる。

わからないところに気を取られていると、どんどん先に進んでしまって、その結果、
いったい今、どの部分をやっているのかわからなくなってしまう
という恐ろしい状況が待ち受けているからである。

そうなると、今話している部分がどこであるかを取り戻すために、意識を問題文のあちこちに分散させなくてはならなくなり、その結果、本来集中していれば正解できる問題も、解けなくなってしまうという悪循環に陥ってしまう。

こんな最悪の状況に陥らないようにするためには、わからなかった部分は、潔く捨てて、すぐ次の問題に集中していくことだ。
ここでは、必ず何問かは含まれている易しめの問題で得点を稼ぐことが重要なのだ。
気持ちの切替が大切である。

ポイント:
Section3,4では、Section1,2のような、ミスを無くす考え方ではなく、取れるところだけ取り、わからないところは潔く捨てる。



イギリス英語とアメリカ英語での発音の違いに注意

我々日本人は、これまでアメリカ英語を中心に学んできた。
IELTSはイギリスの試験なので、当然イギリス英語である。

しかし、イギリス英語とアメリカ英語の違いを意識しすぎると、我々日本人は労力のわりに効果は薄い。違いを意識するより先にやるべきことがたくさんあるのだ。
したがって、基本的にアメリカ英語に挑むのと同じと考えてよい。

ところが、例外がある。
IELTS頻出の一部の超基本単語は、アメリカ英語との発音の違いを知らないと、その単語が理解できずに問題を理解できなくなるのだ。

以下の単語は必ずその違いを押さえておくべきだ。
Schedule(シェジュゥ)
College(カリー)
Advertisement (アドバーティスメン)
Often(オフトゥン)
( )内はイメージをつかんでもらうため、無理矢理カタカナで表記している。
正確な音については発音記号を調べて欲しい。



答えを予想する

選択式ではない IELTS では答えをあらかじめ予想しておくことが非常に重要だ。
これは、文法面と意味面の2つの切り口で行う。
文法面では、空欄を埋める問題では、その空欄に入るのが名詞(名詞句、名詞節含む)なのか、動詞なのか、または形容詞や副詞なのかを前後の表現からあらかじめ予想しておく。
意味面でも、意味的にどういった内容のものが入る可能性があるかをあらかじめ予想する。

このように、あたかじめ答えを限定して意識することで、聞き逃しを防ぎ効率よく問題を解くことができる。



解答を書き写す時間はあっという間に終わってしまう

Listening の試験時間は 40 分間だが、実際は 30 分間の Listening+10 分間の答案用紙記載時間となっている。
実は、この 10 分間の解答用紙記載時間が曲者だ。
最初は 10 分間も書き写す時間をくれるなんて良心的と感じるのだが、実際やってみるとこれが意外とハードなのだ。
40 問の解答をきれいに書き写していると 10 分間はあっという間に経ってしまう。
なので最初からスピーディに作業する必要がある。

サブコンテンツ

このページの先頭へ