許可を意味する can と may / permit と allow のニュアンスとその使い分け

許可を表す助動詞に有名なものだと、can と may があります。
でも、この使い方の違いというのは、実は微妙で何となくでしか理解できてない部分があると思います。

試しに、以下の2つの英文を読んでみてください。
1. You may (not) park here.

2. You can (not) park here.

両方ともに、同じ意味になりますが、ニュアンスはかなり違ってきます。

まず、1の may の場合、自分自身の個人的な裁量だとか、判断で「ここに駐車してもかまいません(駐車してはいけません)」ということを表しているのに対して、2の can の場合は、単に自分が自分に対して、許可を与えるという意味だけでなく、自分以外からも例えば、このあたりの駐車区域を取り締まっている警察当局がこのあたりは駐車禁止の指定区域になっていない(いる)ので
「ここに駐車してもかまいません(駐車してはいけません)」
と、保証されていることをニュアンスとして含みます。


can の場合は、こんな風に自分以外からの許可もあるわけですね。
何だか頼もしいわけです。

だから、人に勧めるとき、may よりも can を使うときの方が気持ちがいいわけです(これはボクだけかもしれませんが 笑)。

may が個人の許可とするなら、can は国からの許可といった具合ですね。



permit と allow のニュアンスの違い

続いて、許可を与えるものに、permit と allow があります。

これは、二つとも同意語的な位置づけて使われていて、少しややこしかったりするわけですが、よくよく見てみると、can と may との関係に物凄く近いものだったりします。

permit は「通貨させる」が原義で「積極的に相手に許可を与える」というニュアンスを持ってます。
特に、法律や規則など公的な許可を与える場合に用いられることが多いです。

だから、例えばこんな英文があった場合、
The visa (permits / allow) you to stay for three weeks.
そのビザ/許される/あなた/滞在すること/三週間

この場合は、公的な許可を与えるビザが主語になっていますので、permits を選びます。

ちなみに、これは補足になりますが、permit の反意語が prohibit で法律や規則などで公的に禁止することを表します。

Soviet citizens were prohibited from traveling abroad.
ソビエト国民/だった/禁止した/海外旅行/
「ソビエト国民は海外旅行を禁止されていた」

これに対し、allow は、消極的にまたは暗黙のうちに相手に許可を与えるというのが基本で、個人の判断で非公式に許可を与えるというニュアンスを持つ語です。
(allow は、こっそり感をニュアンスとして持っているわけですね。)

レストランの入り口に
No pets allowed
と書かれていたら、“店主”の(個人的な)判断で「ペット持込不可」ということになるわけです。

では、こんな英文。ちょっと読んでみてください。
The teacher allowed me to drink a glass of beer, through it was not permitted.
先生/禁止した/私/飲むことを/いっぱいのビール/けれども/ではなかった/禁止/
「(規則では)禁止されているが、先生はビールを一杯飲ませてくれた」

規則では、禁止されていても、先生は、allow してくれたわけですね(マネはしてはいけないですが 笑)。

まとめると、
You cannot park here は、You are not permitted to park here となり、You may not park here は、You are not allowed to park here となるわけです。

permit: がっちり禁止する
allow: やさしく(こっそり)禁止する

こんな具合です。

何度も読んで、繰り返しイメージしてみてください。
イメージした先に、あなただけのオリジナルの英文が出てきますから。

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