一生懸命勉強してスコアがも伸びない人の共通点は?

「一生懸命頑張れば、受かる。受からないのは、頑張りが足りないからだ。」
「こんなに勉強やってるのに、全然スコアが伸びないんだよ。」

先日、友人のIELTS受験者と話していたときのことである。
どんな勉強をやっているのか聞いてみると、
彼「毎日 IELTS の対策本をやって、あとは週に 1,2回英会話学校に通ってるんだけど。」

私「どれくらいやってるの?」

彼「半年以上やってるよ。毎日3時間以上。Listening と Reading 中心だけど。対策本が悪いのかなぁ。」

私「すごい頑張ってるね。毎日それだけの時間やれればスコアは上がらない方がおかしいよ。」

彼「やっぱりIELTSのスコアアップって並大抵の努力じゃ無理ってことかなぁ。」

このように、真面目に取り組んでいるにもかかわらず、残念ながら苦労が報われない人が多い。
この手のタイプの特徴は、毎日ストイックに勉強に取り組んでいること。
「真面目にやっていれば、いつか合格できるだろう」と思いながら。

真実を言おう。
「真面目に勉強する」というのと、「合格する」ことは、相関関係はない。

いくらやってもスコアを上げられない人がいる一方で、要領良くあっさりスコアアップをする人もいるのだ。
残念なことではあるが、真面目にやっても最後まで合格しないことがある。

あなたが真剣に、夢に向かってがんばっても、夜中まで血のにじむような学習をしても、容赦ない。最高にいいやつでも不治の病になってしまうのと同じように、真面目で、一生懸命な受験者でも報われない。これが現実なのである。

一生懸命やるだけでは、実力が上がらない。
まずこの事実をしっかり認識しよう。
実力が上がらないのだから、その勉強法にしがみついているかぎり、いつになっても目標は達成しない。

たしかに、あちこち浮気する勉強法より、一点集中型の勉強法のほうが効果があると言われている。
しかし、その一点集中型の勉強法が適切な勉強法じゃなかったら結果は悲劇的である。
その部分を見直すことなく、「ただひたすら一生懸命努力する」というスタイルでは永遠に目標スコア達成という春はこないのである。
3ヶ月以上努力して、効果が全然上がらないとすれば、それはもう潮時である。
石の上にも3年。これは旧時代の話である。3ヶ月、懸命にやってダメな場合は、3年ダラダタやっても同じことだ。やり方を変えよう。


高額な教材、高額な授業料と学習効果は比例する?

IELTS の教材は非常に高いものが多い。
日本の書籍では最近ようやく数冊でてきた程度で充実には程遠い。
必然的に洋書の IELTS 対策本を利用するしかないのが現状だ。

しかし、この洋書の対策本がかなり高い。
日本の書籍のレベルから比べると、2倍以上の値段で売っているようなものがゴロゴロある。

しかし、内容が価格に見合ったものかと言うと、大部分はお世辞にもまともな対策本とは呼べないようなレベルだ。
だが、我々の悲しい習性では、
「高い教材」=「それだけ価値のある教材」
と思ってしまうふしがある。

高い教材を購入してしまった手前、ダメ教材と認めるのもくやしいのでなんとかやり続けようと努力する。

しかし、実際には解答はついていても解説が全くなかったりするものも多く、これで実力がアップするというのは無理な話。
「高額教材」と「学習効果が上がる教材」はイコールでないことを認識すべし。

対策学校も同じだ。
高額な授業料の対策学校は、それだけ高い効果が期待できそうに感じるが、そんなものは全くの迷信だ。

「効果が出る」から「高価な授業料」ではない。
授業料は単純に講師の時間あたりの報酬額と、ビルのテナント料や宣伝広告費等の諸経費、それに会社の利益を加えた金額を受講者数で割っただけのことである。
授業料の金額算出には、「受講者が得られる効果」という項目は全く入っていない。
単純な話、高い報酬を要求する講師を使って宣伝広告をバンバンしたら、それは全て、あなたの払う授業料に跳ね返ってくるだけである。
「高額な授業料」と「実際の学習効果」は何の相関も無いことを認識すべし。




「何度も受験すれば、それだけスコアが上がる」は本当?

そもそもこういう思考はどこから芽生えてくるのか。
私はこの間違いの根底は TOEIC にあるのではないかと思っている。

新 TOEIC のことはよくわからないが、旧 TOEIC では問題に慣れているかどうかで大きくスコアが変わった。
独特で単調な設問形式、スピードも要求される。
なにより選択式試験なので、わからない問題は悩まずその場で無理やり選択して、とにかく次に進む。
試験に慣れて、このスピードを主体として解く方法を覚えるだけでスコアがアップしてしまう試験。それが TOEIC だった。

しかし記述式、発信型の試験である IELTS には、そんなやり方は通用しない。
IELTS では慣れてもスコアは上がらない、無理やり次に進むという手法は問題を捨てているだけだ。捨てる問題が多ければ結果はどんどん悪くなる。
IELTS では試験に慣れるのではなく、試験に通用する実力を事前につけておく必要があるのだ。

つまり、しっかり出題形式を把握して、それに対応するための学習を積むことが重要なのだ。
テクニック主体では太刀打ちできない試験。 それがIELTSだ。





面接官と仲良く話せるとスコアは上がるのか?

IELTS の Speaking 試験は面接形式である。

受験者と面接官が、個室で1対1で実施する。
面接官は比較的フレンドリーに接してくれることが多く、受験者がなるべくリラックスできるムードを演出してくれる。
(当然、面接官によって個人差はあるが。)

しかし、我々受験者(=素人)は、この面接官の態度に一喜一憂する。
面接を終えたばかりの受験者 A さん

私「面接どうだった?」
A「なんか、すごくフレンドリーな人だった。ずっとニコニコしてたし、終わった後も挨拶したら笑顔で返してくれて。とっても雰囲気よかったから、スコア期待できるかも。」

そして、後日帰ってきたスコアを聞いてみると・・・
A「実はスコア今までで一番悪かったの。あんなに人が良さそうだったのにひどいなぁ。」

面接官も人間だ。
人間である以上、感情を持っている。
感情があるから笑顔になったり、時には不愛想になったりもする。
しかし、彼らは採点のプロである。
訓練を受けたプロの Speaking 試験面接官なのである。

主観で採点スコアを狂わせるなど一番あってはならない事項である。
面接官のご機嫌を伺う余裕があったら、もう一言でもきちんと問題の趣旨に沿った話しをした方がいい。
私の経験では、面接官との相性やその場の雰囲気とスコアは全く一致しない。

ある女性面接官の時は、すごく聞き取り易い英語だったし、ニコニコと明るく和やかなムードで進んだので好感触だったが結果は悪かった。
逆にあまり愛想がよくない面接官にあたったときのこと。
そんな時に限って日本語でもとても答えにくいトピックが出題された。
当然しどろもどろにしか答えられなかった。

後日、最悪のスコアを覚悟していた私の元には逆に一番良いスコアが届いた。
面接官は、問題の難易度を考慮したうえで採点をする。
答えにくい問題にも、受験者が持っている表現を駆使してなんとか意見を伝えようとしているかといった点をチェックしているのだ。
面接官に気に入られる努力より、採点のポイントとなる項目を考え、その対策に力を入れるべきなのだ。



馬鹿正直だから合格できないのか?

正直者が受からないのではない。
1つのやり方に固執して、他のやり方を取り入れる柔軟性に欠けていたり、間違った知識や思い込みで突き進んでいることに気づいていないことが原因なのだ。
時間は有限だ。

とくに永住や留学で必要となるIELTSの基準スコアは、頻繁に改定されている。
しかも、ほぼ100%の場合、改訂により要求されるスコアは上がっているのである。
あなたが回り道をしている間に、合格のハードル自体が引き上げられてしまうという悔やみきれない悲劇が起きてしまうのである。
このような悲劇を起こさないためにも、このマニュアルで紹介するIELTSスコアアップメソッドを最大限に活用して欲しい。




サブコンテンツ

このページの先頭へ