「投げる」という単語 throw cast toss flungのニュアンスの違いは?

■ throw / cast / toss
「投げる」という単語について説明します。

普段、気に留めないと中々、気が付かないこの単語ですが、案外、身の回りで知らず知らずの内に使われていることが多いです。
この機会にビシッと抑えておくと、便利です。

2、3回も読んで、アウトプットすれば、すぐに自分のものとして、イメージできるようになりますから、早速、実践の場で使って見て下さい。

では、張り切っていきましょー



throw のニュアンス

「物」を投げるという意味では、英語史上、もっとも一般的な動詞である throw。

これはニュアンスとしては、腕と手を使って、力強く素早い動きで、重さを感じさせる物が手から離れるまでの行為(プロセス)に焦点が当てられる動詞です。

野球で例えると、ピッチャーがボールを握ってから離すまでの瞬間に焦点が当てられる語です。
サッカーの場合でもスローイン(throw in)というような具合で使われます。

英英辞典を見てみると、以下のような具合で説明してあります。
to send sth from your hand through the air by moving your hand or arm quickly.
(OXFORD より)
注意:sth というのは、something の略語です。

こんな具合で、throw というのは、手を離れるまでの動作に焦点が当てられるというわけですね。



cast のニュアンス

さて、cast ですが、これは物が手から離れてから目的地に到着するまでの行為や運動、または、その到着点に焦点が当てられます。

英英辞典や、例文等を見比べていると、圧倒的に、cast が使われている英文というのは、実は、物が空中にある場合が多いです。
置かれる視点の殆どが、空中に置かれて、且つ、重さを感じさせないものを中心に使われます。

僕は釣りにはあまり詳しくないので、専門的なことはわかりませんが、確かに、「投げ釣り」はキャスティングといいますよね。

というわけで、ここでサイコロを使っておさらいです。
サイコロを振るというのは、throw the dice または cast the dice と言いますが、サイコロを振った結果出た「サイコロ」の目。
これがいわゆる、cast ですね。
一方、投げる瞬間が、throw the dice なわけです。

補足:
キャスティング(casting)という単語は、映画や演劇では、「役を割り当てる」という意味の動詞で使われます。
一方、同じ casting でも、名詞の場合だと「配役」という意味になりますので、予備知識ですが、知っておくと何かと便利な単語だと思いますよ

Taro was cast as MOMOTARO.

桃太郎という役を割り当てられたわけですが、「桃太郎」という役が到着点(taro)に辿り着いたプロセスまたは割り当てられた結果に焦点が当てられてますね。

イメージできてきましたか?


toss のニュアンス

toss ですが、これはコインをピンッと上にはじいて裏か表かを決めるイメージをしてもらえればいいかなと思います。

基本的なニュアンスは、下から上または横方向に軽く、時には無造作に投げることです。

野球の場合であればトスバッティング。
バレーボールなら、セッターがトスする場面をイメージすると良いですね。
また、フライパンで料理をしている「物(料理)」を裏返すときも、サッカーや野球で優勝したときに、監督を胴上げするときに使う単語も同じく toss ですね。

ICHIRO tossed the ball to the auditorium.
「イチローは観客席に向かってボールを(軽く)投げた」

throw が力強く投げていくのに対して、toss は幾分、やさしさを感じますよね。
日本語で言う「ほおる」のような具合でしょうか?



flung のニュアンス

ちなみに、投げると言う意味でたまーに、「flung」というのがありますがこれは、throw , cast , toss とは違って、かなりの「感情」が込められています。
感情というのは、怒りや軽蔑などの強い感情のことで、力まかせに乱暴に放り投げる感じをニュアンスとして含んでいます。

Taro got angry, and flung his jacket off.
これなんかは、怒って服をバサッと脱ぎ捨てた感が出てるでしょ?(笑)。

ちなみに、上の例文で flung を throw や cast に変えた場合、どんな絵がイメージできるのか?
是非、試して見て下さい。

このテキストを読む前と後では、これだけ違うんだということを是非、体感してみたらいいです。
この積み重ねが圧倒的にモノを言いますからね。

何度も、イメージできるようになるまで、読んで見て下さい。
読んだら、口に出す。
ここまでやる!!
これが大事。

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