ライティング、AcademicとGeneralでの攻略方法

Writing も Reading 同様、Academic と General で問題の内容が違う。
しかし出題形式は基本的に同じである。
どちらも2題出題されて、Task1 と呼ばれる1題目は 150 字、次の Task2 は 250 字で書かなければならない。150 字と 250 字合わせて1時間である。

Task1 より Task2 の方が2倍得点の比重が高いので、時間配分もそれに応じて Task2の方に2倍の時間を割いた方が良い。
理想的なのは、Task1 に 20 分、Task2 に 40 分という配分である。
それぞれこの時間を目標に練習しよう。

ポイント:Writing では Task1 と Task2 の時間配分を強く意識すること。

それから、文字数(=単語数)に気をつけよう。
150 字は、150 字以上、250 字は、250 字以上書かなくてはいけない。
字数が少ないとそれだけで大幅減点になってしまう。
逆に多すぎても時間のムダ+まとめる能力のない人とみなされてスコアは伸びない。

なので、以下の文字数で書くようにすること。
Task1(150 字) 145 字~165 字
Task2(250 字) 240 字~270 字
規定字数よりわずかに短い場合については、講師によって見解が異なる場合があるが、私の経験上、わずかに短いことが原因で減点を受けた印象はないのでそれほど神経質になる必要はない。(249 字か 250 字かで厳密に数え直すなんて時間のムダ!!)

字数が多い方は、IELTS 対策本の解答サンプルで 300 字を超えるものが掲載されている場合がある。しかし、あるイギリス人の IELTS 講師は「あまりに長いものは、途中でラインを引いてそれ以上読まずに採点する!」と宣言していたので注意が必要だ。

字数の把握は、Writing の練習の時に罫線(1cm 間隔くらい)を引いた紙を使用して、自分が通常1行にどれくらいの文字数を書くのか知っておくことが大切だ。
1行あたりの文字数を知っていれば、行数を数えるだけで、試験中に素早く総文字数を確認することができる。



Academic Writing の Task1攻略のポイント

最も大切なこと。
それは、グラフでも製造工程図でも、ポイントは「グラフ(or 図)を全く見ていない人があなたの文を聞いて、正しいグラフを書けるようにする。」ということだ。

電話で誰かに説明する状況を考えて欲しい。
例えば、グラフの場合、いきなり「A という項目が 10 からスタートして・・・」なんて説明したら、聞いているほうは「???」である。
「ちょっとまって、いったい何の話??」と言われてしまう。

話す順番が大切だ。まず、何について書かれたグラフなのか、グラフのタイトルを書く。
ただし、ここで注意したいのは、問題文に書いてあるグラフのタイトルをそのまま写したのでは全く点数にならないということだ。


何について書かれているかというタイトルの説明は必要だが、表現はそのままコピーせず、単語や語順を少し変えて編集してつかう。
タイトル+期間(横軸が期間だった場合)というのもいいだろう。

例えば、イギリスの 1981 年から 20 年間にわたる人口推移をあらわしたグラフの場合、グラフタイトルが「the UK population」だとしても、下記のように書くことができる。
The graph depicts the changing the population in the UK over a 20 year period from 1981 to 2000.
(このグラフは、1981 年から 2000 年までのイギリスの人口推移を表している。)

このように、タイトルに、縦軸 or 横軸の要素など結び付けても自然なものは、タイトル説明の一文に取り入れることで、簡単にコピーではない文が作成できる。
文の構成としては、まず、タイトル、そして縦軸と横軸の説明、そして大まかな傾向、より具体的な数値や動き、という順で進んでいく。

縦軸、横軸の説明も、ベタに「縦軸は・・・、横軸は・・・」と説明していく手もあるが、先ほどのように、他の部分と絡めながらスマートに説明できればさらに良い。
ただ、無理に結びつけて複雑になるくらいなら、ベタな説明でいこう。
基本的にはなるべくシンプルな表現を心がけよう。

1文中に関係代名詞1つは積極的に使って良いが、1文中に2つ以上の関係代名詞を使うのはあまりお勧めしない。関係代名詞の中にさらに関係代名詞が出るような入れ子構造は最悪だ。読みてを混乱させてしまう。
よほど明確にわかるような場合を除き、1文中に関係代名詞は1つまでにしよう。
それから、Task1だけでなく全ての Academic Writing に言えることだが、同じ単語を頻繁に使うことは極力避けよう。
日本語でも、同じ内容を言うのに、同じ表現を繰り返し用いるより異なる表現を使って書くのが普通だ。例えば、「私は○○と思う。」というのを、「と考える。」「と感じている。」などと使うのと同様だ。
グラフでは「表す」という表現を頻繁に使うことになる。
ここで「表す」という動詞としてつかる単語は以下のとおり。全て覚えて、表現のバリエーションをつけよう。
「show」「represent」「refer to」「depict」
例:This graph refers to …..「このグラフは・・・について表している。」

この中で、「dipict」は「描写する、描く」という意味合いなので、上の3つと比べると、単語の適用範囲が若干狭い。
しかし、グラフの具体的な説明においての使用は全く問題ないので、上の3つ+1で計4つの単語を駆使して、マンネリ表現を打破しよう。


General Writing の Task1攻略のポイント

General の Task1 では、自分と相手の関係(立場の違い)を意識することが大切だ。
相手に対して、依頼するのか、苦情を言うのか、お礼をいうのか、お詫びをするのかによって、自分と相手の関係は全く違ったものになる。

依頼する場合を考えよう。
同じ依頼でも、何かをお願いする場合「例:紛失した学生証を再発行してもらう。」と、相手に強く催促する場合「ネットショップで購入した商品が届かないので、すぐ発送するよう伝える。」では、全く立場が違うので、表現が全く違うものになってくる。

基本的にはどちらの場合でも、丁寧な文を書いてよい。
(催促だからといって、命令文を書いちゃだめです。)
しかし、お願いする場合は、さらに下手に出て書くようにしよう。

例えば、普通なら
Would you issue my new student identification as soon as possible.
「どうかすぐ学生証を再発行していただけますでしょうか。」
というシンプルな丁寧文でよいが、文を増やすことでもっと丁寧に書くこともできる。

より丁寧にへりくだって書くと、
I understand that my student ID card loss is definitely my fault and your student service division is always busy.
Nevertheless, I have a favor to beg of you to issue my new student identification
as soon as possible.
「私は、学生証を紛失したのは完全に私のミスで、そちらの部署がいつもお忙しいことは承知しております。それでもなお、どうかすぐに学生証を再発行していただけますでしょうか。」

このように、前置きを加えたり、さらに丁寧な表現を使うことで、立場の違いを明確に表現することができるのである。
ちなみに、2文目の「I have a favor to beg of you to…」の表現は、最高に下手に出て物事を頼むときの表現だ。
この立場で書くときは是非この表現を使って、採点官に好印象を与えよう。



Writing Task2 攻略のポイント

Academic, Genaral に関わらず、Task2に共通していえる最も重要なこと。
それは、とにかく問題文を良く読み、何を答えなくてはいけないかしっかり理解することである。
残念なことに、早とちりして書くべきポイントがずれてしまったがためにスコアが全く出ないというミスが頻繁におきるのだ。
これは、焦りと思い込みによるものだ。

人間誰しも、時間が無く焦っていると、ざっと読んで文の趣旨を理解しようとする。この時にゆっくり問題を読めば気づくようなことを飛ばして、自分の思い込みで進んでしまうことがある。
そして、そのままプランニングに入り、答案作成へと進んでしまう。
その後、問題文を読み返して、ミスに気が付いてももう遅い。修正がきかないところまできているのである。後の祭りとなってしまう。
これでは、いくら素晴らしい文を書いても全く点数にならない。

Task2で何より大切なのは、問題で何が問われているのかをはっきり意識して、確信が持ててからプランニングに移ることだ。
このプランニング前の最初の時間が最も大切な時間だ。それをはっきり意識して欲しい。
多少時間を取られても全く構わないので、しっかり何回も問題文を読み、答えるべき項目を箇条書きで書き出す。
そうすれば、必要事項の抜けがなくなり大幅減点を防ぐとともに、安定した高スコアが獲得できる。



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